外貨預金の代わりにFXを使うべき5つの理由

金融

はじめに

外貨預金をオススメ出来ない理由以下の3点です。

①手数料が高い

②米ドル円の交換時に高い為替手数料を取られる

③ペイオフの対象外(銀行が破綻すると保護されない)

など、万が一の際は全額損失になりうるのに、銀行に金利を抜かれているからです。

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これらのデメリットはFXでレバレッジ1倍の運用をすることですべて解決できます。

外貨預金の代わりにFXを使うべき理由5選

外貨預金の代わりにFXを使うべき理由は次の5つです。

① 手数料が安い

② FX会社が倒産しても資金が保護される

③ 高い利回りでスワップポイント(金利)を受け取れる

④ 流動性が高く、いつでも売買できる

⑤ 外貨預金よりも税金面でも有利

以上から分かる通り、FXでレバレッジ1倍の運用をすることは外貨預金の完全上位互換であることが分かります。

逆に言えば、外貨預金はFXの劣化版ということですね。

では順番に見ていきましょう。

① 手数料が安い

FXを使うべき1つ目の理由は手数料が安いということです。

こちらの一覧をご覧ください。

これはFX会社の為替手数料の一覧です。

米ドル円に対してほとんどの会社が1米ドル当たり0.2銭であることが分かります。

これは三井住友銀行の500分の1、ソニー銀行の75分の1、投資家に人気の住信SBIネット銀行の30分の1という激安のコストです。

実際に金額を見てみましょう。1米ドル140円として100万円分の米ドルを買った際にかかるコストは以下の通りです。

三井住友銀行だと手数料は7,143円

ソニー銀行だと1,071円

住信SBIネット銀行だと429円

一般的なFX会社だと14円

たった一回の片道取引でこの結果です。往復ならざっくりこの2倍の手数料がかかります。

そしてこれは取引頻度が増えれば増えるほど大きな差になっていきます。

つまり、為替差益に関わらず、為替手数料がそのままアナタのお財布から抜かれてしまいます。

② FX会社が倒産しても資金は保護される。

先ほど、銀行が倒産しても外貨預金はペイオフ対象外で保護されないと伝えましたが、FX会社の場合は倒産しても資金が保護されます。

理由は、FX業者は顧客の資産を個別に管理して信託保全することが義務図けられているからです。

まず投資家がFX会社へ投資資金を入金すると、FX会社はそのお金を信託銀行に預けて、会社の財産とは別に区分して管理します。

つまりFX会社の資産と顧客の資産は完全に別物なので、FX会社が破産したとしても投資可能金は別途保護されている訳です。

もちろん、トレーディングによる損失は投資家の自己責任なので話は別なので注意が必要です。

もちろん信託保全の仕組みがあるからといって絶対安心ということはなく、詐欺的FX会社が悪意を持って意図的にインチキをしていたら、これは防ぐことが出来ません。

ただ、外貨預金と比べると仕組みとしてはマシであることが言えます。

③ 高い利回りでスワップポイントを受け取れる。

FXではスワップポイントが得られます。

スワップポイントというのは、ざっくり金利なようなもので、毎日貰えることが出来ます。

そもそもFXの利益源泉は2つあり、1つ目が為替差益、2つ目がスワップポイントです。

為替差益はFXのイメージである安く買って高く売る、高く売って安く買い戻すことです。

例えば1ドル100円で買って1ドル120円の時に売れば20円の儲けになることを為替差益と言います。

為替差益例(下図)

スワップポイントは金利の安い通貨を売って、金利の高い通貨を買うと金利差を受け取れます。これを聞いてもさっぱり意味が分かりませんという方はコチラの図をご覧ください。

仮に日本の金利を0.1%だとします。一方でアメリカのドル金利が5%だとします。そうなると金利差は5%引く0.1%で4.9%となり、この金利差をスワップポイントと呼びます。

ドルを買うとき皆さんは円を売っていますよね。

そうするとドルを買って持っているだけで年4.9%のスワップポイントが受け取れる訳です。

もちろん日本とアメリカの金利が変わればスワップポイントも変わります。

日米の金利差が開けば開くほど受け取れるスワップポイントは増え、金利差が狭くなるほど受け取れるスワップポイントは減り、金利差がマイナス金利になればスワップポイントはむしろ取られるようになる、といった関係があります。

ちなみにスワップポイントは基本的に毎日受け取れます。

先ほどの外貨預金の話の際に「金利が抜かれている」とお話しましたよね。

アメリカの預金金利が5.0%だとしても、自分が受け取れる金利は3.5~4.7%で、差し引き0.3~1.5%抜かれているイメージです。

確かにスワップポイントに関してもFX会社に抜かれる分もありますが、FX会社によってどれくらい抜かれるのかが多少変わる程度で、銀行のように1%以上抜かれることは少ないです。

ちなみにDMMFXならあらゆる手数料が無料で、最短1時間で取引可能になりますのでおすすめです。

あと投資家に人気の住信SBIネット銀行は為替手数料も安く、金利も高めです。それでも現状のドル預金金利は0.5%程度です。FXはあくまで先物取引なので仕組みが違いますが、インカムゲイン狙いならFXの方が収益力は高くなります。

④ 流動性が高い

特定の場合を除き、定期預金は満期にならないと解約できません。期間中どれだけ為替差益が出ていても解約しにくいですし、途中解約してしまったらペナルティがかかります。

一方でFXなら、マーケットが開場していれば、いつでも売買が出来るのです。

つまり流動性が段違いでFXの方が高いです。

ちゃんとスワップポイントがついて1日で売り買いできるFXと満期にならないと解約できない外貨預金(しかも利息が付くのは何カ月も先)、どちらが使いやすいでしょうか。

しかも普通に考えたら長く預ける方(縛りがきつい方)が利息もつきやすいですよね?

しかし、FXと外貨預金で比べると、FXの方が短期で、かつ利息もつきやすいのです。

どう思いますか?

そもそもなぜ、銀行での外貨預金は金利が低くなってしまうのかというと、それは単純に銀行に金利を抜かれすぎているのが原因です。

外貨預金は背負っているリスクに見合うリターンが得られていません。

金融商品の設計が銀行に有利で、顧客に不利な粗悪品なのです。

⑤ 税金面も外貨預金より有利なケースがある。

今までの話に加えて税制面もFXの方が有利です。

外貨預金の税金は以下の通りです。

・利息に対する税金は20.315%の分離課税。

・為替差益に対する税金は雑所得で総合課税。

2つ目の雑所得で総合課税となると最大55%の課税がかかります。

しかも為替差益が出た際の「損失繰越」は不可なので、翌年に利益が出ても昨年分の損失と相殺ができないのです。

一方、FXの税金は以下の通りです。

・スワップポイントや為替債券に対する税金は先物取引にかかる雑所得に該当し20.315%の分離課税。

・為替差損などの損失が出た際は3年間繰越も出来ます。

そのため翌年に利益が出ても昨年の損失と相殺して節税が出来るなど、FXの方が税金的にも有利な場合が多いということです。

FXでの外貨預金が向いている人

(レバレッジ1倍で)FXで外貨を買うということは、銀行で外貨預金をすることの完全上位互換です。

具体的に

①手数料が安い。

②FX会社が倒産しても資金が保護される。

③高い利回りでスワップポイント(金利)を受け取れる。

④流動性が高く、いつでも売買できる。

⑤外貨預金よりも税金面でも有利です。

そのため、日本円に対する不安からリスクヘッジで米ドルを欲しい方や米ドルの方が世界の基軸通貨で信用が出来ると思う人で、通貨分散をしてポートフォリオのリスクを下げたい人にはFXで外貨預金をすることがおすすめです。

ちなみにスワップポイント狙いでの新興国通貨の保有は推奨しません。

新興国通貨は超高利回りのスワップポイントが狙えることがありますが、基本的に高金利通貨は減価しやすいためです。

例えば年利10%の通貨があっても、年間10%以上の減価があると利益が相殺されます。

そして新興国通貨は70%や80%の通貨安も少なくありません。

いくら高金利を貰っても、これでは無意味ですよね。

それに対して米ドルは世界の基軸通貨であり、他の国の通貨を比較して価値を上げ続けてきた歴史があります。

為替はあくまで相対的な力関係で決まりますから、世界の投資家から財政がめちゃくちゃな日本よりもアメリカの方が信用できると思われたら、信用できるドルが欲しいと考える続ける可能性も否定できません。

その意味でドルに関しては通貨分散の一角として保有を検討する価値がありますね。

為替リスクを負うだけで3~5%の利息が得られるなら悪くないと考える人が外貨預金に向かう気持ちは分かりますが、その際は銀行の外貨預金ではなく、FXの方がマシであることを思い出して頂ければと思います。

終わりに

2022年の急激な円安を背景に外貨預金を始める人が増えている様です。

また2023年6月のFRBでもさらなる利上げが示唆されました。これにより円安はまた進むと予想できます。

これを機に世界の基軸通貨の米ドルに興味を持たれた人は、銀行での外貨預金ではなく、FX口座での外貨預金を始めてはいかがでしょうか。

今後も「投資」の話や「資産運用」についてもお話していきますので、興味がある方は是非よろしくお願いします。

以下におすすめのFX口座を紹介します。

・DMM FX

・松井証券FX

・FX TF

本日も最後まで閲覧していただきありがとうございました。

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