10月20日為替メモ

為替メモ

10月20日為替メモ

金融市場が見込む12月の米利上げ確率は24%、11月連邦公開市場委員会(FOMC)では据え置きになるという予想が優勢となりました。

これはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が19日の講演で「政策決定は慎重に進める」と発言したことに反応しています。

為替

ドルが一時、日本当局による「介入ライン」として意識される150円台に乗せましたが、その後は押し戻されました。

市場が1ドル=150円を超える水準について

「明らかに不確実性の潜在的な前兆であると強く意識している」

「ドルの上振れリスクは依然優勢」

「日本当局による介入の脅威がなければ、ドルは一段高となっていた」

以上の見解がされています。

イスラエル進行による安全資産であるドルの買いが引き続き優勢ですね。また、後にも話しますが債券の利回りも今が天井付近であるため、ドル買いが増している印象です。

いずれにしろ、円安が進行するのは時間の問題ですね。

債券

国債利回りが低下しました。

中東情勢の悪化が懸念される中、投資家が安全資産を求め、債権価格が上昇しましたね。

イスラエルによるガザ攻撃が本格化する中、イラクで19日、米軍が駐留する基地を標的とするドローン(無人機)やロケット弾による攻撃があったとの報道が債券の買い材料となったようです。

財政赤字の拡大や国債供給量の増加のほか、投資家が高金利の長期化を予想しているため2年債利回りと10年債利回りの差のマイナスが広がりました。

株式

主要株価指数が大幅安で取引を終えました。

追加利上げやイスラエルとイスラム組織ハマスとの紛争拡大が懸念され、週間でも大幅な値下がりを記録しました。

金先物

4営業日続伸しました。

パレスチナ情勢の一段の緊迫化への懸念を背景に安全資産として買われていますね。

米原油先物

4日ぶりに反落です。

上げ一服感による利益確定などの売りが優勢となったようです。

今週の一言

週間で米主要指数も軒並み低下しました。

一般的に政策金利が高い時は一概に「買い」だった過去があるようです。

また、ここ5年の傾向を見て、9月・10月は株価が下落しやすく、そこから12月にかけて上昇するアノマリーが見られるので、短期目線でも「買い場」かもしれませんね。

個人的には、子供のジュニアNISAへの入金が今年までなので、せっせと資金を移して株を購入しているところです。

今週はこんな感じ!では、また!

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