【経済指標】
・米・11月製造業PMI速報値
49.4
(予想:49.9、10月:50.0)
・米・11月サービス業PMI速報値
50.8
(予想:50.3、10月:50.6)
・米・11月総合PMI速報値
50.7
(予想:50.4、10月:50.7)
為替
米経済指標で雇用の減速が確認されたことを受け、ドル指数が低下しました。
日本円は対ドルでほぼ横ばい。
感謝祭の祝日の翌日で米株式市場などが短縮取引になる中、商いは薄く、狭いレンジ内での動きに終始しました。
米S&Pグローバルが朝方発表した11月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.7と横ばいでした。
しかし、雇用指数が3年半ぶりに50割れとなり、第4・四半期の景気減速予想と一致しました。
これは米経済が景気循環の下降局面にあることを示しています。
債券
米債利回りが上昇しました。
底堅い米経済を受けて米連邦準備理事会(FRB)が2024年に利下げを実施するとの観測が後退しました。
株式
ダウ工業株30種とS&P総合500種が上昇したものの、ナスダック総合はモメンタム銘柄に売りが出たことで小幅安で取引を終えました。
この日は感謝祭の祝日の翌日で短縮取引となる中、商いは低調となりました。
恒例の大規模セール「ブラックフライデー」の状況が注目されています。
金先物
対ユーロでのドル下落に割安感から買いが優勢となり、反発しました。
米原油先物
有力産油国の今後の生産方針に関する不透明感を嫌気し、3営業日続落しました。
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今回の経済指標では、米S&Pグローバルの11月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が50.7と横ばい。雇用指数は3年半ぶりに50割れとなり、第4・四半期の景気減速予想と一致しました。
米経済は景気循環の下降局面にあり、政策金利の利上げ観測が後退した事により、ドル指数が低下しましたね。
来週は29日発表の第3・四半期の国内総生産(GDP)統計のほか、30日発表の個人消費支出(PCE)価格指数などに注目が集まり、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに転じる時期が焦点になっています。
■来週の主な注目イベント
米国27日
・10月新築住宅販売
・11月ダラス連銀製造業活動
・2年債入札
・5年債入札
・サイバーマンデー
米国28日
・9月FHFA住宅価格指数
・9月S&P20都市住宅価格指数
・11月コンファレンスボード消費者信頼感指数
・11月リッチモンド連銀製造業指数
・7年債入札
・ウォラーFRB理事が経済見通しに関し講演
・グールズビー米シカゴ連銀総裁が挨拶
米国29日
・10月卸売在庫
・7-9月期国内総生産(GDP)改定値
・米地区連銀経済報告(ベージュブック)
・メスター米クリーブランド連銀総裁講演
米国30日
・週次新規失業保険申請件数
・10月PCEコアデフレーター
・11月シカゴPMI
・10月中古住宅販売仮契約
米国12月1日
・11月製造業PMI
・10月建設支出
・11月ISM製造業景況指数
・パウエルFRB議長がスペルマンカレッジ大のゲイル学長とコロナ後の経済を巡り問題を討論
・グールズビー米シカゴ連銀総裁が講演
↓過去の為替メモ↓
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