
11月28日為替メモ
【経済指標】
・米・9月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数
前年比+3.92%
(予想:+3.90%、8月:+2.16%)
・米・9月FHFA住宅価格指数
前月比+0.6%
(予想:+0.4%、8月:+0.6%)
・米・11月リッチモンド連銀製造業指数
—5
(予想:1、10月:3)
・米・11月消費者信頼感指数
102
(予想:101.0、10月:102.6)

為替
ドルが3カ月超ぶりの安値に沈みました。
米経済の成長が鈍化し始めているとの見方が広がり、市場は来年前半の利下げを織り込み始めました。
CMEのフェドウオッチによると、米金利先物市場では3月の利下げ確率を33%、5月は約65%と想定されています。
27日時点ではそれぞれ21%、約50%でした。
米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は28日、インフレ率が低下し続ければ、数カ月先に政策金利を引き下げる可能性を示唆しました。
これを受け、ドルは下げ幅を拡大しました。
債券
大半の米債利回りが低下しました。
指標10年債利回りは2カ月ぶりの低水準を付けました。
FRBの発言で、FRBの利下げが視野に入っている可能性が示唆されたことを受けました。
株式
狭いレンジで推移した後、わずかに上昇して取引を終えました。
相反する内容となったFRB当局者の発言を投資家が精査する中、 堅調な消費者データが幾分の支援となりました。
主要3指数はいずれも取引が進むにつれて勢いを失いました。
市場参加者は現在、来月の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に政策当局者の発言を注視している様子ですね。
CMEフェドウオッチによると、金融市場は来月のFOMCで金利が据え置かれる確率を98.9%まで織り込んでいます。
金先物
米利上げ打ち止め観測を後押しするFRB高官の発言から、3営業日続伸しました。
米原油先物
対ユーロでのドル安などを背景に買われ、5営業日ぶりに反発しました。
前日まで4営業日続落した反動から、安値を狙った買いも入りやすかった様子です。
原油在庫の取り崩しが予想されていることも相場の支援材料となりました。
一方、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」が30日に予定している閣僚級会合を巡り、減産措置の期間延長や会合再延期の可能性が浮上しています。
目先に追加減産で合意できなければ需給が緩むとの見方もあり上値は重くなりました。
コメント
米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は28日、インフレ率が低下し続ければ、数カ月先に政策金利を引き下げる可能性を示唆しました。
これを受けて金融市場は来月のFOMCで金利が据え置かれる確率を98.9%まで織り込んでいます。
そのため、ドル高のトレンドが終了の兆しが見えていますが、金利低下による株高が思ったよりも好ましくないのは、米経済に落ち込みの兆しが見えている事が要因な感じですね。
とりあえず、市場参加者は現在、来月の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に政策当局者の発言を注視している様子なので、12月のFOMCまでは株価もあまり大きな動きは見られそうにないですね。
今日はこんな感じ、終わり!

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