11月7日為替メモ
【経済指標】
・米・9月貿易収支
-615億ドル(予想:-600億ドル、8月:-583億ドル)
為替
ドルが上昇しました。
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のハト派的な発言や軟調な米雇用統計を受けた先週のドル売りは行き過ぎとの見方が強まりました。
債券
国債利回りが急低下しました。
この日発言したFRB幹部らがインフレと金利見通しについてよりバランスの取れた見解を示し、引き締めサイクルの終わりに近づいている可能性が示唆されました。
CMEのフェドウオッチによると、フェデラルファンド(FF)金利先物市場では、来年5月の利下げ確率を52%とみており、1週間前は29.4%でした。
株式
続伸しました。
FRBの利上げサイクルが終了したとの観測を背景に米国債利回りが低下し、超大型グロース株に買いが入りました。
S&P500は7日続伸、ナスダックは8日続伸となり、どちらも2年ぶりの連騰記録となりました。
ダウ工業株30種は7日続伸で、7月に記録した13連騰以来の長さとなりました。
金先物
FRBのパウエル議長の発言を控えて持ち高調整の売りが膨らみ、続落しました。
米原油先物
石油需要減退への警戒感が浮上し、反落しました。
コメント
米9月貿易赤字、予想以上に拡大しましたが、ドルは続伸しました。
これは先週末のFRB議長のハト派的な発言や軟調な米雇用統計を受け、売られ過ぎたドルの買い直しが入ったと思われます。
また、年率4.9%という第3・四半期の米国内総生産(GDP)成長率について、最近の好調な経済指標を踏まえると、インフレを目標の2%に回帰させるためにFRBによるさらなる取り組みが必要となる可能性があります。
引き続きFRBの発言に注目が集まりますが、市場ではほとんど追加利上げを想定しておらず、株高が期待されますね。
今日はこんな感じ、終わり!
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