11月6日為替メモ
【経済指標】
・特になし
為替
ニューヨーク外為市場では、ドルが下落しました。
米連邦準備理事会(FRB)が利上げを終了したとの見方が強まり、ドルが一時対ユーロで約8週間ぶりの安値まで下落し、終盤にかけては持ち直しました。
週内にパウエルFRB議長の講演が予定されており、先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)後、よりハト派的なトーンを維持するかどうかが焦点となります。
債券
米金融・債券市場では、国債利回りが上昇しました。
今週は週内に実施される大規模な国債発行に十分な需要があるか注目されています。
株式
米国株式市場は小幅続伸して取引を終了しました。
金融政策の先行きを巡り、今週予定される米連邦準備理事会(FRB)当局者らによる発言を見極めたいとのムードが強くみられました。
また、一連の国債入札の影響も注目されています。
先週は主要株価指数が週間で約1年ぶりの上昇率を記録しました。
3日発表された10月の雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を下回ったことから、利上げ終了観測で米国債利回りが低下し、株式相場を支えました。
ダウ工業株30種とS&P総合500種は6日続伸、ナスダック総合は7日続伸となりました。
金先物
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、利益確定の売りに押され、3営業日ぶりに反落しました。
週末にイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘拡大を伝える主要なニュースがなかったことも重なり、リスク投資意欲が幾分持ち直す中、安全資産とされる金に利益確定の売りが台頭しました。
米原油先物
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は反発しました。
主要産油国による供給削減方針の継続を受けて買いが優勢となりました。
ロイターによると、石油輸出国機構(OPEC)の事実上の盟主、サウジアラビアのエネルギー省関係者は5日、現行の日量100万バレルの自主減産を12月も続けるとの声明を公表しました。
また、OPEC非加盟の有力産油国ロシアは日量30万バレルの輸出削減を年末まで続けると発表しました。
さらに両国は12月に供給削減の規模拡大や延長などの見直しを行う考えを表明しました。
こうしたサウジとロシアの年末にかけての供給削減を巡る「鉄壁の合意」(市場関係者)を受けて、需給逼迫(ひっぱく)懸念が再燃する中、原油買いが先行しました。
コメント
前週末3日に発表された10月の米雇用統計では、非農業部門就業者数と平均時給の伸びが鈍化したほか、失業率も小幅上昇しました。
これが労働市場の軟化を示唆する内容と受け止められ、連邦準備理事会(FRB)による年内利上げ観測が後退しました。
金融政策の先行きを巡り、今週予定される米連邦準備理事会(FRB)当局者らによる発言を見極めたいとのムードが強くみられました。
また、一連の国債入札の影響も注目されていますね。
今日はこんな感じ、終わり!
↓過去の為替メモ↓
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