10月31日為替メモ
【経済指標】
・米・8月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数
前年比+2.16%(予想:+1.7 5%、7月:+0.15%←+0.13%)
・米・8月FHFA住宅価格指数
前月比+0.6%(予想:+0.5%、7月:+0.8%)
・米・7-9月期雇用コスト指数
前期比+1.1%(予想:+1.0%、4-6月期:+1.0%)
・米・10月シカゴ購買部協会景気指数
44(予想:45.0、9月:44.1)
NY外為市場でドルが続伸しました。
連邦準備制度理事会(FRB)は本日から11月1日にかけ、連邦公開市場委員会(FOMC)を開催しましたね。
この会合では政策金利を据え置く見通しだが、朝方発表された住宅関連や賃金が想定以上の伸びを示し、追加利上げ観測も完全には払しょくされていない様子です。
また、日銀の金融政策決定会合の結果がほぼ事前報道通りだったほか、植田総裁の粘り強く金融緩和継続との発言、財務省の10月の介入額ゼロ発表を受けて、円売りが広がっていますね。
為替
円が全面安となり、対ユーロでは15年ぶり、対ドルでは1年ぶりの安値に沈んみました。
日銀は31日までに開いた金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)の柔軟化を決めたものの、より大きな動きを期待していた投資家の間で失望感が広がった。
債券
米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を翌日に控え、長期債利回りはほぼ横ばいで推移した。
米連邦準備理事会(FRB)は金利を長期にわたり高水準に維持す るとの観測などを背景に、米10年債利回りはこのところ約16年ぶりの高水準に上昇している。
ただ、FRBはインフレ率が再び上昇しなければ、一段の利上げは実施しないとの見方が大勢になっている。
市場では、パウエルFRB議長がFOMC後の記者会見で、国債利回りの上昇による経済への影響と、利回り上昇がどの程度FRBの政策に影響を及ぼすかについて語るか注目されている。
株式
続伸して取引を終えた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表を明日に控え、投資家はまちまちの企業決算を消化した。
今回のFOMCで政策金利が据え置かれるとの楽観的な見方が広がる一方、一部の企業決算は失望を誘い、地政学リスクを巡る不安も漂った。
金先物
対ユーロでのドル高を背景に売られ、5営業日ぶりに反落した。
米原油先物
石油輸出国機構(OPEC)の産油量増加を背景に、続落した。
コメント
FOMCが開始され、相場が大きく動く様子が見られましたね。
一番、注目されたのは、日本の金融引き締めが想定よりあまく円安が加速したことではないでしょうか。
個人的な解釈を入れるとしたら、岸田総理は「資産2倍」政策を打ち出し、103万・130万の壁を撤廃するために資金をまき散らし、異次元の子育て支援でも資金をまき散らす予定なので、日本政府は国債を擦り続けると予想されます。
そのため、円の需要に対して供給量が多くなってしまう関係から、円の価値は相対的に下がってしまうのは目に見えてしまう。
それに対して日本の労働市場は、実質賃金がマイナス圏にあるなど、冷え込みは強く、経済が強いとは言えない。
結論を伝えると「今後も円安トレンドは継続」だろうってことです。
円安対策をしている人とそうでない人での格差が今後も広がってしまいますね。
今日はこんな感じ、終わり!
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