【VIG】連続増配株の魅力6選

金融

はじめに

連続増配株ETFであるVIGは皆さんご存じですか。

そもそも連続増配株とは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

今回の記事はVIG・連続増配株に興味がある人に対して、VIGの魅力を6つご紹介します。

VIGとは

【VIG】は個別株ではありません。

ETFは上場投資信託と呼ばれる株の詰め合わせパックの事です。

その詰め合わせ品に中身が「10年以上の連続増配当株のみ」で構成されているのが特徴です。

ではその他の特徴を見ていきましょう。

運用会社:バンガード

連動指数:ナスダック米国ディビデンド・アチーバーズ・セレクト指数

組入銘柄数:314銘柄

純資産:$77.4B

配当利回り:1.89%(2023/6)

信託報酬:0.06%

コンセプト:米国株式のみに投資、10年以上の連続増配株式のみで構成

設定来リターン:年8.93%

主要銘柄はMicrosoftやApple、J&J、コカ・コーラ、ビザやマスターカードなど 注意点は配当に着目しているファンドだが「高利回りではない」ことに注意する。

連続増配当株とは

連続増配当株投資は字の通り、連続で増配している株に投資することです。

高配当株投資との類似点は配当金に着目されている点ですが、相違点は高配当でない場合が多いです。

連続増配当株の企業は基本的に業績が右肩上がりの企業が多いです、そうでないと増配に対して資金が枯渇してしまいやすいからです(中には増配にこだわり、企業業績が悪化してしまう企業もありますが)

連続増配当株投資の王道は「バイアンドホールド」つまり買ったら売らない投資法で生きてきます。

例えば毎年10ずつ増配する企業Aがあったとします。

この企業に10年前に投資していれば、最初に投資していた時よりも100円分多くのリターンが期待できます。この増配額×株数で配当金が決まるので、株式を買って持ち続けるだけでお金が増えるのが分かりますよね。

これが増配当株のバイアンドホールド戦略の強みです。

もちろんこれは投資の結果を保証する訳でもなく、投資はあくまで自己責任になりますが、過去の結果だけをみると連続増配当株への投資に魅力がある事が分かりますね。

投資戦略はシンプルにバイアンドホールド・長期投資です。

良く言われる「卵は一つのカゴに盛るな」という名言がありますが、どんなに良い企業でも一つだけでは投資リスクは高いです。

そのため、連続増配当株の内の気に入った一つだの企業に投資するのではなく、連続増配当株を複数持つなどの分散投資が出来ると、自身のポートフォリオがより安定するのが分かりますね。

そこでオススメなのがVIG連続増配当株の詰め合わせパックです。

ここからVIGの魅力を6つ紹介したいと思います。

【VIG】連続増配株の魅力6選

①コンセプトが分かりやすい

そもそもなんで株式投資が儲けられるのかというと、企業が出した利益がオーナーである株主のものになるからです。例えば、A社が利益を出し、設備費や人件費諸々を引いて、まだ100万円の利益が余っていたとすると、この100万円でさらなる(設備)投資をするか、配当金としてオーナーである株主に還元します。株主は複数人いるため、持ち株の数に合わせて配当金が得られます。例えば、株総数が100万株で内1万株を保有していたら利益100万円÷株総数100万×持ち株数1万=配当金1万円と言った感じです。

会社の利益は株主のものだから、株主は株式投資で儲かるのです。

中小企業の場合はこの株主が社長兼オーナー(株主)であることが多いです。オーナー社長と言われがちですが、日本のほとんどの中小企業は社長兼オーナーだと思います。その場合は会社の利益はすべてオーナーである社長が貰うことになります。

しかし、上場企業の株主の場合は証券会社から株を買った方々がオーナーになる訳です。有名企業の株主になると皆さんがオーナーの一人になるので、会社の利益の一部が享受できる訳です。

つまり、株式投資で儲けようと思ったら、本質的に将来にわたって稼ぎ続ける会社に投資すれば良い訳です。儲けがあるから株主への還元もある訳です。

そもそも儲けが出ない企業に投資しても、オーナーに還元するする利益そのものがないので、お金が入ってくる訳がないですよね。

だから儲かる企業に投資するのというのが当然の話になる訳ですが、通常の企業業績は好調や不調の波があり、ずっと良いときもあれば、ずっと悪いときもあり、常に激しく変化しています。

しかし、そんな厳しい世界の中にあったとしても、安定して稼ぎ続けて、株主に還元し続けている会社があります。

それが連続増配当企業です。

企業は設けた利益を配当金という形で株主に還元します。この連続増配企業はそれを毎年のように増額し続けているのです。

例えば、株価1万円で配当金100円の株式を持っていたとします。今年は配当金100円ですが、来年は配当金110円を、再来年は120円を出しますといった感じで配当金が増えることを増配と言います。

それを連続して毎年ずっと増配している企業の事を連続増配企業と呼びます。

つまり、連続増配というのは信頼と実績の証なのです。

何故かというと、稼ぎ続けられない企業は連続増配を達成できないからです。いくらお金を出そうと思っても、利益を出していない、稼げていない企業は当然連続で増配することが出来ないからです。

増配が出来るというのは利益が伸びているということですし、利益が伸びているということは基本的に株価も伸びるということになりますね。

そのため連続増配というのは、投資をする上で非常に頼りになるシンプルで分かりやすい指標なのです。

そしてこのVIGという投資信託は、株式の詰め合わせパックの中でも、10年以上連続増配実績を持っている企業だけを詰め合わせたパックなのです。

ファンドの設立は2006年4月21日で、銘柄数は183社なので、連続増配当実績企業183社の詰め合わせということになります。2023年6月現在組み入れ銘柄数は314銘柄まで増加している。

組み入れ銘柄上位10社(183社の中で時価総額の多いTOP10)の会社は日本にいても知っているくらい有名な企業が名を連ねています。MicrosoftやApple、ジョンソンエンドジョンソン、コカ・コーラ、ビザやマスターカードなど、世界最高峰の名門企業が並んでいます。しかも中には驚異の連続増配年数が60年を超えるものとかもあります。

日本で一番連続増配している企業でも30年くらいですが、VIGには40年とか50年とか連続増配している企業がたくさんあります。

しかも、増配率や成長性も考慮され、あまりパッとしない企業は、例え連続増配年数が長くても投資比率が低く設定されます。

なので、健全な財務体系でかつ株主への還元が良い優良企業の詰め合わせ、そしてコンセプトが「連続増配企業に投資しし続ければ儲かる」というのが非常に分かりやすいファンドなので、このVIGという投資信託がオススメになります。

②高いトータルリターンが期待できる

高いトータルリターンが期待できる世界最強の株式指数といえば「S&P500」です。このS&P500もアメリカの優良企業の詰め合わせパックの一つでティッカーはSPYです。

この赤線:S&P500(SPY)と青線:連続増配当詰め合わせ(VIG)の成績を比較してみると以下の通りです。

VIGよりもS&P500の方が高いリターンを収めてることが分かると思います。

2007年に100万円投資していたら、2019年度末には300万円を超えていたことになります。

VIGは年利換算すると約8.93%と過去10年間の成績だけ見るとちょっと出来過ぎな気もしますが、アメリカという国はそれだけのポテンシャルがあると言うことで、今後も高いリターンが期待できる投資先と思います。

長期に亘ってS&P500に匹敵するパフォーマンスというのは本当に凄いことだと思います。

③市場暴落時のダメージが総合的に小さい

VIGの良いところは市場暴落時のダメージが総合的に小さいことです。トータルリターンがS&P500と同じくらいなら、手数料が少ないS&P500(VOO)の方が良いということになります。しかし、VIGの強みはS&P500よりも相場下落時のダメージが少ないのです。

まず、株価から見てほしいのですが、2008年のリーマンショックでは赤線:SPYの最大下落率は-52%に対して、青線:VIGは-42%、リーマンショックの年の1年リターンを見てもVOOが-36%に対して、VIGは-26%とSPYと比較してVIGの方が市場暴落時のダメージが総合的に小さく、株価の底が堅いことが分かります。

分配金はどうなのかというと、分配金もVIGの方が底堅いです。

2008年から2009年の分配金で比較すると【SPY】は20%ほど分配金が減少したのに対して、【VIG】では5%弱しか分配金が減少していないのです。

同じようなリターンになるのであれば、リスクの小さい方が良いですよね。

ちなみに合わせて高配当ETF代表で【VYM】とも比較していきます。

VIGはVYMと比較して株価の伸びが堅調で、不況・ショック時も下落率が抑えられていることが分かります。

これはあくまで、過去の実績であって、将来を保証するものではありませんし、投資は自己責任になりますが、VIGの方が世界最強の指数S&P500(SPY・VOO)よりも、高配当株ETF代表(VYM)よりも底堅いという特徴はあると思います。

その理由は、過去何度もあった不況やショックに対しても、40年や50年、中には60年以上連続で増配してきた企業がVIGにはたくさんあるからです。

④運用コストがとても安い

VIGの運用コストは年0.06%です。

銀行とかの窓口で販売されるようなぼったくりファンドや大手証券会社の対面では、購入するだけで20%以上の手数料が取られて、かつ毎年1~3%くらいの運用手数料がかかるものがあります。

購入時手数料が高く、買った瞬間から資産がマイナスになり、さらに毎年運用手数料を取られては、個々の資産が増えないのが分かりますよね。

その点、VIG見たいな優良ファンドでは買った年から十分に利益が望めますし、運用手数料も0.06%しかとられないので、資産形成に向いているのが分かりますね。

VIGは米国ETFの運用総額ランキングでも上位30位に入る人気ファンドです。大体4.5兆円くらいの運用資産があり、お金が集まれば集まるほどこういうファンドは安く運用が出来るようになります。

VOOもVIGも米国の資産運用会社バンガード社のETFなのですが、本当にこのようなファンドを低コストで作っていただけると嬉しいですよね。

バンガード以外にもブラックロック社やステート・ストリート・グローバル社といった世界3大資産運用会社は資産総額も多く、低コストで優良のファンドを提供しているので、資産運用を考えた際は3社のETFを活用するのも良いですね。

個人で適当なポートフォリオを組むよりもよっぽど健全で効果的だと思います。

⑤将来高配当化する可能性がある

このVIGというファンドは冒頭にもお伝えしましたが、

配当に着目しているファンドだが「高利回りではない」と言いました。

実際2023年6月現在のVIGの配当利回りは1.89%で、お世辞にも高配当とは言えませんし、むしろ配当利回り1.89%というのは低い分類になります。

しかし、連続増配当ファンドだけあって、分配金は綺麗な右肩上がりなのです。

配当金は少ないかもしれませんが、連続増配当企業ばかり集めているので、株価も綺麗な右肩上がりで、過去の実績では10年で2倍くらいに成長しているのです。

分配金の方も10年、20年と保有を続けていれば、人生100年時代に夢を見せてくれますよね。

それぞれに個別株投資をやる場合は決算の分析をしたり、個々の会社の成長性を予測したり、自身でもう駄目だと判断して銘柄を入れ替えたりする必要があります。昔は良かったけど、今はダメだって企業もあり、定期的に銘柄を入れ替える必要があります。そういう面倒くささがあり、これが結構手間ですよね。

でもVIGのようなインデックスファンドであれば、そんなダメな銘柄の選定は運用会社が自動で入れ替えてくれるので、私たちが何もしなくても新陳代謝が起きていくので安心して、気軽に長期投資が出来る、まさに理想の株式ファンドなのです。

⑥新NISAとの相性が良い

新しいNISAは非課税保有期間が無期限化された代わりに一生で使える枠が全体で1800万円と上限が定められました。

つまり、1800万円の枠の中で最大限に投資利益を引き出すことが、私たちの命題になります。

投資は長期間運用した方が複利の恩恵も受けやすく、投資対象を分散していた方が資産を失うリスクが少ないです。でも、優良な企業を探し、都度銘柄を選定し続けるのは大変ですよね。そんな時にインデックス投資は銘柄選定を資産運用会社が自動で行ってくれるのでオススメです。中でもバンガード社、ブラックロック社、ステート・ストリート・グローバル社といった世界3大資産運用会社は資産総額も多く、低コストで優良のファンドを提供しているので、資産運用を考えた際は3社のETFを活用するのも良いです。

そしてなぜS&P500よりもVIGの方が良いかというと、S&P500と同等の高いトータルリターンが期待できるのに、S&P500よりも市場暴落時のダメージが総合的に小さく、長期投資に向き、将来高配当化する可能性があるからです。

人生100年時代を考えた時に資産が一番必要になるのは定年退職後ですよね。

60歳や65歳で定年退職し、100歳までの残り35~40年間を過ごすお金は、日本では年金で賄うと言われてきましたが、それも少子高齢化と共に財政が厳しく、国も面倒が見切れなくなってNISAと呼ばれる制度が誕生しました。

そのNISA制度に対してVIGはS&P500と同等の高いトータルリターンが期待でき、配当に着目し、連続増配当企業を詰め合わせたファンドとなります。

今は配当利回りが1.89%と低いですが、過去10年でも配当金が2倍以上に増える等、持っているだけでキャピタルゲインもインカムゲインも狙える一挙両得なファンドがVIGです。

先ほど例えを挙げた、連続増配当株かつ高配当株で有名なコカ・コーラ社を思い出してください。

コカ・コーラ社は60年も連続増配しています。

つまり、生まれてすぐにコカ・コーラの株を買い、還暦(60歳)を迎えるまで、株を持っているだけで配当金は増え続けた訳です。

1984年(約40年前)の終値で株価1.30米ドル、配当金0.05752米ドル(配当利回り4.42%)でしたが、今(2022年データ)は終値で株価63.61米ドル、配当金1.76米ドル(配当利回り2.76%)と株価は48.9倍となり、40年前の株を持っていたら配当利回り135.38%と買った額以上の配当金が毎年振り込まれることになります。

これが増配当株のバイアンドホールド戦略の強みです。

もちろんこれは投資の結果を保証する訳でもなく、投資はあくまで自己責任になりますが、過去の結果だけをみると連続増配当株への投資に爆発力がある事が分かりますね。

そしてコカ・コーラ社だけでなく180社以上の連続増配当企業にまとめて投資出来るのがVIGです。コカ・コーラ社同様、今の株価で買い、30年、40年後の将来に配当金が化ける可能性が大いにあります。

そしてお金が必要な老後に資産を崩すことなく、毎年入る配当金のみで生活が出来れば、精神的にも経済的にも豊かに生活が出来ると思いませんか。

まとめ

VIGは気軽に長期投資出来る理想の株式ファンドである。

S&P500と同等の高いトータルリターンが期待でき、S&P500よりも市場暴落時のダメージが総合的に小さい。

運用コストが小さく、長期投資に向き、将来高配当化する可能性もある。

連続増配当企業のみを集めたファンドでコンセプトが分かりやすく、シンプルに利益が伸び続ける企業のみが選定される。

2024年から始める新NISAとの相性が良い。

このVIGの注意点は今をときめくFANG+の一角のGoogleやFacebook(現Meta)等のグロース株が含まれていません。

ですのでグロース株のような成長株も含めて幅広く投資するならやはりS&P500に連動したVOOなどのファンドに投資するのもありですね。

まぁ、最終的に投資は個々の好みになるので、理想のポートフォリオになるように皆で頑張っていきましょう。

新NISAの積み立て部分はS&P500で成長枠はVIGと分けても良いですしね。

とりあえず、楽天証券やSBI証券であれば取引手数料も業界トップクラスの低コストで、簡単に投資出来ますし、VIGはNISAでも投資することが出来て、税制優遇も活用できるのでおすすめですよ。

投資はリスク商品ですし、結果を保証する訳ではありませんが、勉強し、堅実に運用することが出来れば、結果は必ず出ると私は思います。

ジュニアNISAは今年が最後で、来年からは新NISAが始まります。

↓ ↓ 個別株のおすすめ勉強法は以下のバナーをクリック ↓ ↓

継続は力なりです。

これからもヒカリエブログでは「FIHEフィーヒ~QOLの向上~」をテーマにブログを更新していきます。

一度きりしかない人生をより質の高いものとするため、健康を土台に自由な生活を送れるように、皆さんへ有益な情報発信をしていければと思います。

今後も「資産運用」に関することや「健康・運動」に関することについてもお話していきますので、興味がある方は是非よろしくお願いします。

本日も最後まで閲覧していただきありがとうございました。

広告

私と同じようにブログでFIREを目指す方は一緒にA8netでアフィリエイト収入を目指しましょう!

A8.netなら!

————————————————

◇スマートフォンやPCから簡単に広告が掲載可能

◇もちろん会員登録は無料。その後も費用はかかりません!

◇欲しい商品がお得に購入できるセルフバックの利用ができる

◇有名ブランドから高額報酬がもらえる広告を掲載

———————————————–

アフィリエイトを始めるならA8.net(エーハチネット)

↓ ↓ まずは登録 ↓ ↓

A8.netを使ってあのアイテムのPRのお仕事をしてみよう!
A8.netを使ってあのアイテムのPRのお仕事をしてみよう!

本当に最後までご閲覧ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました