11月3日為替メモ
[経済指標]
・米・10月失業率
3.9%(予想3.8%)
・米・10月非農業部門雇用者数
+15万人(予想:+18.0万人)
・米・10月平均時給
前年比+4.1%(予想:+4.0%)
・米・10月ISM非製造業景況指数
51.8(予想:53.0)
・米・10月サービス業PMI改定値
50.6(予想:50.9)
・米・10月総合PMI改定値
50.7(速報値:51.0)
10月の米雇用統計は雇用者数の伸びが市場予想を下回りました。
これにより米連邦準備理事会(FRB)が12月会合でも利上げを見送る公算が大きいという見方が強まりました。
雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比15万人増と、市場予想以上に減速しました。
平均時給の前年比での上昇率は約2半ぶりの低水準に、失業率は3.9%に上昇し、2022年1月以来の高水準となりました。
今回の経済指標から、景気の後退が見られはじめ、追加利上げの確率が減少しました。
為替
ドルが下落し、6週間ぶり安値に沈みました。
政策金利の上限が見え始めたことで、債券価格が上昇し、ドルが下落しました。
債券
米雇用統計を受け、米債利回りは4営業日連続で低下しました。
10年債利回りが5週間ぶり、2年債利回りは9月初旬以来の低水準となりました。
FRB当局者の発言では、10月の雇用統計で労働市場の逼迫が緩和していることを歓迎し、労働市場はより良いバランスにあるとありました。
ただ、FRBの将来的な金融政策について発言する用意はできていないとしたことから、追加利上げの確率が大きく下がりました。
株式
主要株価指数が上昇して取引を終えました。
米雇用統計を受け、米利上げ終了期待が高まり、米債利回りが低下したことを受けました。
金先物
続伸しました。
米長期金利の低下や対主要通貨でのドル下落を背景に続伸しました。
米原油先物
反落しました。
中国の景気見通しに不透明感が広がったことに加え、中東情勢の緊迫化への懸念が幾分和らいだことで売り圧力が強まりました。
コメント
米連邦準備理事会(FRB)は10月31日─11日1日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)を終了しました。
一連の経済指標からインフレ率の減退が示唆され、追加利上げの確率が減少したことにより、株式市場ではリスクオンムードが漂っています。
企業の第3四半期決算も順当にこなし、年末に向けてさらなる株価の上昇が見込まれますね。
個人的には10月31日を終えた段階で買ったQQQが3%以上続伸したことで喜びを感じているところです。
利上げの上限が見えたことで金利に敏感なハイテク株式は短期売買に向いていますね。
年末までにどこまで上げるのか注目です。
今日はこんな感じ、終わり!
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