11月27日為替メモ
【経済指標】
・米・10月新築住宅販売件数
67.9万戸
(予想:72.1万戸、9月:75.9万 戸)
・米・11月ダラス連銀製造業活動指数
−19.9
(予想:-16.0、10月:-19.2)
為替
ドルが下落した。
米連邦準備理事会(FRB)が利上げを終了し、来年前半までに利下げを開始する可能性があるとの見方が重しとなりました。
CMEのフェドウオッチによると、米金利先物市場では、FRBが早ければ3月にも利下げを開始する確率を約23%としています。
また、5月では約50%となっています。
債券
国債利回りが低下しました。
10月の新築一戸建て住宅販売戸数が低調だったことで、特に10年債利回りが大きく低下しました。
商務省発表の10月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み) は年率換算で前月比5.6%減の67万9000戸と、市場予想の72 万3000戸を下回りました。
今週は個人消費支出(PCE)物価指数のほか、パウエルFRB議長が12月1日に予定する発言などが注目されています。
株式
主要3指数が小幅下落して取引を終えました。
今週はFRBの制約的な政策がどの程度続くかを探るため当局者の発言も注目されています。
FRBは利上げが終了したと結論づけることには引き続き慎重になると予想されます。
金先物
対ユーロでのドル安を背景に続伸した。
市場関係者の間では、金相場が節目となる2000ドル台まで戻したことでテクニカルな買いが入ったとの声も聞かれました。
米原油先物
石油輸出国機構(OPEC)関連会合への警戒感がくすぶり、4営業日続落しました。
来年にかけ、世界のエネルギー需要の伸びが大きく鈍化するとの観測が拡大する中、市場はOPEC加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」が30日に開く閣僚級会合の行方に注目が集まります。
コメント
米10月新築住宅販売件数が予想下回りドル伸び悩みました。
米商務省が発表した10月新築住宅販売件数は前月比‐5.6%の67.9万戸と予想72.1万戸を下回りました。
9月分は71.9万戸と、75.9万戸から下方修正され、住宅市場の低迷が示されました。
米11月ダラス連銀製造業活動指数が予想外に悪化し、ドル安値圏でもみ合いました。
米11月ダラス連銀製造業活動指数は−19.9と、10月-19.2から改善予想に反し悪化し、7月来で最低となりました。
予想外に悪化した結果を受けて、米国債相場は続伸しました。
また10年債利回りは4.42%まで低下しました。
ドル・円は148円66銭まで下落後、148円95銭まで反発もドルの上値が重い展開となりました。
今後ドルは軟化する見通しですが、主に米利下げが予想されるという理由でドル軟化の見通しにあまりにも積極的になりすぎると、FRB当局者から何かしらの発言が出るため、注意する必要があります。
今日はこんな感じ、終わり!
↓過去の為替メモ↓
コメント