11月15日為替メモ
【経済指標】
・米・10月生産者物価指数
前月比−0.5%(予想:+0.1%、9月:+0.4%←+0. 5%)
・米・10月生産者物価コア指数
前月比0%(予想:+0.3%、9月:+0.2%←+0. 3%)
・米・10月生産者物価指数
前年比+1.3%(予想:+1.9%、9月:+2.2%)
・米・10月生産者物価コア指数
前年比+2.4%(予想:+2.7%、9月:+2.7%)
・米・11月NY連銀製造業景気指数
9.1(予想:-3.0、10月:-4.6)
・米・10月小売売上高
前月比—0.1%(予想:-0.3%、9月:+0.9%←+0.7%)
・米・10月小売売上高(自動車除く)
前月比+0.1%(予想:-0.2%、9月:+0.8% ←+0.6%)
為替
ドルが上昇しました。
朝方発表された米小売売上高は7カ月ぶりに減少したものの 、市場予想ほどは落ち込まず、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期がなお不透明であることを強調しました。
10月の米小売売上高は前月比0.1%減少しました。
市場予想(0.3%減)ほどは落ち込まなかったものの、需要鈍化を示唆しました。
また、10月の米卸売物価指数(PPI)は前年同月比1.3%上昇しました。
伸びは前月の2.2%から縮小し、予想の1.9%も下回りました。
前月比ではガソリン価格が急落する中、3年半ぶりの大幅な下落となり、インフレ圧力が沈静化しつつあることが改めて示されました。
債券
米債利回りが2カ月ぶりの低水準から上昇しました。
インフレ鈍化の兆しが見られたものの、9月の小売売上高が上方改定されたことを受けたようです。
15日に発表された米経済指標がまちまちだったことで、米債利回りの大幅な動きが抑制される可能性が高く、米債市場はここから横ばいに推移し、週末が近づくにつれて下方バイアスがかかると予想されています。
株式
続伸して取引を終えました。
卸売物価指数(PPI)統計を受け、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが終了した可能性があるとの見方が強まりました。
金先物
米長期金利の上昇や対ユーロでのドル高を背景に、3営業日ぶりに反落しました。
米原油先物
需給引き締まり観測の後退を受けて下落しました。
コメント
15日の米国株式は、NYダウが前日比163.51ドル高の3万4991.21ドルと4日続伸、ナスダック総合指数が同9.455ポイント高の1万4103.836ポイントと続伸となりましたね。
米10月PPI(生産者物価指数)が前月比0.5%下落し、市場予想平均の同0.1%上昇を下回り、FRB(米連邦準備制度理事会)による高金利政策の打ち止め期待が高まりました。
また、米下院でつなぎ予算が成立し、一部政府機関の閉鎖が回避される可能性が高まったことも買い支えとなりましたね。
先日のCPIに引き続き、今回のPPIの結果からインフレの鈍化が垣間見え、金利政策の打ち止め感があります。
ただ、CPIコア指数は鈍化したとはいえ4%と目標の2%の2倍となっています。
FRB高官は、インフレ鈍化の兆候を認めつつも、勝利宣言はまだ時期尚早を繰り返す可能性が強いです。
まだまだ両手放しで喜べるようなインフレ水準ではありませんね。
いつでもFRBのタカ派発言が来ても良いように現金ポジションは確保したいところです。
短期目線では金利に敏感なハイテク株に投資冥利がありますね。
今日はこんな感じ、終わり!
↓過去の為替メモはコチラ↓
コメント