11月14日為替メモ
【経済指標】
米・10月消費者物価指数(CPI)
・米・10月消費者物価指数
前年比+3.2%(予想:+3.3%、9月:+3.7%)
・米・10月消費者物価コア指数
前年比+4.0%(予想:+4.1%、9月:+4.1%)
・米・10月消費者物価指数
前月比0%(予想:+0.1%、9月:+0.4%)
・米・10月消費者物価コア指数
前月比+0.2%(予想:+0.3%、9月:+0.3%)
為替
ドルが1%超下落しました。
この日発表された10月の米消費者物価指数(C PI)がインフレの一段の鎮静化を示したことを受けました。
米労働省が14日発表した10月CPIは前年同月比で3.2%上昇し、伸びは前 月の3.7%から縮小し、市場予想の3.3%も下回りました。
これを受けてドルは急落し、国債利回りは急低下しました。
債券
国債利回りが急低下しました。
米国の10月の消費者物価指数(CPI)の伸びが予想以上に鈍化したことで、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ局面が終了したとの見方が裏付けられました。
市場ではFRBは来年上半期に利下げに踏み切るとの観測が強まっています。
株式
ナスダック主導で大きく上昇して取引を終えました。
インフレ統計が予想を下回ったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが終了した可能性があるとの見方が強まりました。
S&P総合500種とナスダック総合は4月27日以来の大幅な上昇率を記録となりました。
金先物
市場予想を下回る米消費者物価指数(CPI)の発表を背景としたドル安や金利低下を受けて買いが膨らみ、続伸しました。
米原油先物
米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計発表を翌日に控えて様子見姿勢が強まり、 横ばいとなりました。
コメント
14日のニューヨーク外為市場では米10月消費者物価指数(CPI)が予想を下回る伸びとなったため利上げ終了観測や来年の利下げ観測が強まりドルの売り戻しが加速しましたね。
米労働省が発表した10月消費者物価指数(CPI)は前月比0%と、伸びは9月+0.4%から予想以上に鈍化し、昨年7月来で最低となりました。
連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として特に注視しているコア指数は前年比で+4.0%と、予想外に9月+4.1%から伸びが鈍化し、21年9月来で最低の伸びにとどまりました。
そのため、FRBの望み通りにインフレが順調に鈍化している証拠となり、利上げ終了観測が強まりました。
金利先高観の後退や金利低下に連れドル売りが加速しました。
ただ、CPIコア指数は鈍化したとはいえ4%と目標の2%の2倍となっています。
FRB高官は、インフレ鈍化の兆候を認めつつも、勝利宣言はまだ時期尚早を繰り返す可能性が強いです。
まだまだ両手放しで喜べるようなインフレ水準ではありませんね。
いつでもFRBのタカ派発言が来ても良いように現金ポジションは確保したいところです。
今日はこんな感じ、終わり!
↓過去の為替メモ↓
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