はじめに
皆さんこんにちはあるいはこんばんは!
日本で今、要介護者が増えているのをご存じですか?
ヒカリエブログでは「FIHEフィーヒ~QOLの向上~」をテーマにブログを更新していきます。
FIHEとは「Financial Independence(経済的自立)Health Promotion(健康増進)Experience(経験)」の頭文字を取った造語になります。
一度きりしかない人生をより質の高いものとするため、健康を土台に自由な生活を送れるように、皆さんへ有益な情報発信をしていければと思います。
今回は私たちと切っても切り離せない関係にある「健康」についてお話しをします。
では本題です。
健康とは
要介護者増加の話の前にそもそも健康ってなんでしょうね?
皆さんは「健康」と聞くと何を連想しますでしょうか。
人間には健康寿命と不健康寿命というものがあります。
健康寿命は日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間ことを言います。不健康寿命とは病気や怪我を理由に日常生活に支障がある状態を言います。
つまり、健康とは自分の心身で自立し、日常生活に支障がない状態を指します。
健康寿命と運動習慣
実際にここ10年の日本ではどのような現状であるかと言うと、2010年から2019年にかけて健康寿命は延伸し、平均寿命と比較しても伸びが大きいことが分かります。
※図は内閣府が出している令和4年度版高齢者社会白書からの引用になります。
日常生活に制限のない期間(健康寿命)は、令和元年時点で男性が72.68年、女性が75.38年となっており、それぞれ平成22年と比べて延びている(平成22年→令和元年:男性2.26年、女性1.76年)。さらに、同期間における健康寿命の延びは、平均寿命の延び(平成22年→令和元年:男性1.86年、女性1.15年)を上回っています。
そして、75歳以上の運動習慣のある者の割合は男性46.9%、女性37.8%で男性の割合が高いです。それぞれ平成22年と比べて延びているのが分かります(平成22年→令和元年:男性4.9%、女性6.2%)。
つまり、運動習慣と健康寿命には相関性があり、最近では高齢となっても運動を行っている人の割合が多いため、健康寿命が延伸しているのだと分かります。
続けて、運動習慣のある者の割合(令和元年)を見ると、65~74歳で男性38.0%、女性31.1%、75歳以上で男性46.9%、女性37.8%と男性の割合が女性よりも高くなっている。また、男性、女性いずれも、それぞれの20~64歳の23.5%、16.9%と比べ高い水準となっています。
つまり、運動習慣があると健康寿命が延びやすいことが分かります。
要介護者の推移
先ほどまでのデータを見ると75歳以上の人の運動割合は高く、健康寿命も延び良好な結果に見えますね。
しかし、65歳以上の者の要介護者数は増加しており、特に75歳以上で割合が高いのです。
それでは下の図をどうぞ。
介護保険制度における要介護又は要支援の認定を受けた人(以下「要介護者等」と言います。)は、令和元年度で655.8万人となっており、平成21年度(469.6万人)から186.2万人増加しています。また、要介護者等は、第1号被保険者の18.4%を占めています。
冒頭にもお伝えしましたが、健康寿命は日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のことを言い、不健康寿命とは病気や怪我を理由に日常生活に支障がある状態のことを言います。
つまり、要介護者等が増えているということは「不健康寿命の方が増えている」ということが分かり、日本では不健康な方が増えてしまっているということです。
一時期ニュースにもなりましたが「老後2000万円問題」や今回の「不健康寿命の方が増えている」ということ、昨今の円安と国力が落ちていることなど暗い話題が尽きませんね。
次に要介護者等(総数)について、介護が必要になった主な原因について見ていきます。
介護が必要になった主な原因
上図を見ると、「認知症」が18.1%と最も多く、次いで、「脳血管疾患(脳卒中)」が15.0%、「高齢による衰弱」が13.3%、「骨折・転倒」が13.0%となっています。また、男女別に見ると、男性は「脳血管疾患(脳卒中)」が24.5%、女性は「認知症」が19.9%と最も多くなっています。
ここから分かることは脳血管障害(脳卒中)と認知症は脳の血流の問題が大きく普段の食生活や運動習慣が関係してきます。また、高齢による衰弱や骨折・転倒は栄養不足や運動不足によるものであることが分かります。
つまり、「健康」とは「適切な栄養」と「適切な運動」の「日常習慣」により成されるものということです。
まとめ
「健康」とは自分の心身で自立し、日常生活に支障がない状態を指す。
運動習慣があると健康寿命が延びやすい。
日本は2019年現在、「要介護者」は増え、「不健康寿命」の数も増えている。
「健康」とは「適切な栄養」と「適切な運動」の「日常習慣」により成されるもの。
今日の話はここまでです。
今後は「適切な栄養学」の話や「効果的な運動」についてもお話していきますので、興味がある方は今後ともよろしくお願いします。
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