11月20日為替メモ
【経済指標】
・米・10月景気先行指数
前月比—0.8%
(予想:-0.6%、9月:-0.7%)
為替
ドル安継続。
ニューヨーク外為市場では主要通貨に対するドル指数が2か月半ぶりの安値に沈みました。
米利上げサイクルが終了したことがほぼ確実視される中、投資家は利下げ開始時期を探る動きとなっています。
米コンファレンス・ボードが20日発表した10月の景気先行指数は0.8%低下しました。
低下は19カ月連続となっています。
市場予想は0.7%低下でした。
これより幅広い市場で
「米連邦準備理事会(FRB)が利上げを終了したと確信している」
が、FRBは明言することを控えているとし、
「そのためドルは徐々に下落する」
見通しとなっています。
CMEのフェドウォッチによると、
金融市場はFRBが来年5月までに少なくとも0.25%ポイントの利下げを実施する可能性を50%超まで織り込んでいます。
債券
米金融・債券市場では、国債利回りが低下しました。
160億ドルの20年物債入札が堅調に推移したことを好感したようです。
20年債の最高落札利回りは4.780%となりました。
株式
米国株式市場は主要株価指数が上昇して取引を終えました。
マイクロソフトが上昇し、ナスダックが相場の上げを主導しました。
米国債利回りの低下も相場を下支えとなりました。
金先物
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は続落しました。
金塊相場は前週に2%超上昇。前週からの利食い売りの流れが継続し、感謝祭の休場を前に利益確定の売りや持ち高調整目的の売りが優勢となりました。
中東情勢は依然として予断を許さない状況ではあるものの、
イスラム組織ハマスとイスラエル軍の武力衝突が、
他の中東地域での本格的な紛争にはつながっておらず、
地政学的リスクへの警戒感はひとまず一服しているようです。
ただ、翌21日に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(10月31日─11月1日開催分)を控えて様子見ムードが広がり、相場の値動きは限定的でした。
米原油先物
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は続伸しました。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が追加減産を検討するとの一部報道が買い要因となりました。
コメント
ニューヨーク外為市場では主要通貨に対するドル指数が2か月半ぶりの安値に沈みましたね。
米利上げサイクルが終了したことがほぼ確実視される中、投資家は利下げ開始時期を探る動きとなっています。
幅広い市場で「米連邦準備理事会(FRB)が利上げを終了した」と確信していますが、FRBは名言することを控えており、そのためドルは徐々に下落する見通しとなっています。
CMEのフェドウォッチによると、金融市場はFRBが来年5月までに少なくとも0.25%ポイントの利下げを実施する可能性を50%超織り込んでいます。
リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は20日「頑固なインフレが続く公算が大きく、FRBが投資家の予想以上に長期間にわたり高水準の金利を維持することが正当化される可能性がある」という見解を示しました。
今週は23日の米感謝祭の祝日を控え、主要指標の発表は少なく、21日に公表される最新の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に注目が集まっています。
今日はこんな感じ、終わり!
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