12月5日為替メモ

為替メモ

12月5日為替メモ

【経済指標】

・米・11月ISM非製造業景況指数

52.7

(予想:52.3、10月:51.8)

・米・10月JOLT求人件数

873.3万件

(予想:930.0万件、9月:955.3万件)

・米・11月サービス業PMI改定値

50.8

(予想:50.8、速報値:50.8)

・米・11月総合PMI改定値

50.7

(速報値:50.7)

為替

終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が上昇しました。

10月の米求 人件数が2021年初め以来の低水準に落ち込みましたが、ドルはここ数週間の大幅な下げの反動が出た感じになりました。

米労働省が5日発表した10月の雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が61万7000件減の873万3000件と、2021年初め以来の低水準となりました。

減少件数も5月以降で最大となりました。

金利上昇が需要を抑制し、労働市場の状況が緩和している可能性が示唆されました。

債券

米金融・債券市場では、10年債利回りが3カ月ぶりの水準に低下しました。

景気減速が懸念される中、市場では米連邦準備理事会(FRB)が来年3月にも利下げに着手するとの観測が織り込まれつつあります。

株式

米国株式市場はまちまちで取引を終えました。

米労働省が発表した雇用関連指標を受け、S&P総合500種の大半のセクターが下落しました。

一方、アップルなど超大型株は上昇しました。

10月の雇用動態調査(JOLTS)の結果から、労働市場の状況が緩和している可能性を示唆され、政策金利を引き下げるとの見方が相場を支えました。

金先物

ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロで のドル高を背景に、続落しました。

米原油先物

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、需給絡みの材料を眺めて売り買いが交錯した後、ドル高に押されて4営業日続落となりました。

コメント

今日は、労働省発表の10月の雇用動態調査(JOLTS)で求人件数が2021年初め以来の低水準となり、労働市場の状況が緩和している可能性が示唆されたことを受け、利回りは一段と低下しました。

JOLTSで労働市場が冷え込みつつあることが示されたことで、FRBは利上げを終了し、数カ月以内に利下げに踏み切るとの見方が強まっていますね。

市場では米経済の力強さを見極めようと、8日に発表される11月の雇用統計が注目されています。

今日はこんな感じ、終わり!

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